職種別に見る職務経歴書のポイント

これまでの経歴に関するデータを集め終わったところで、次にそれぞれの職種について、どんなところをアピールしたらよいのか、ポイントを見ていこう。

職務経歴書の書き方・フォーマットはコチラを参考に

[営業職]

営業職は、職務経歴書が比較的書きやすい職種である。実績が「数字」という形で明確に表れるので、書くための材料がそろえやすいからだ。企業側が、営業職について知りたいポイントは、以下の3点だ。

  • 1)どこに(企業相手なのか、一般家庭なのか、対象とする性別、年齢層など)
  • 2)何を(商品は何か)
  • 3)どんな方法で(戸別訪問なのか、ルートセールスなのか)

つまり、企業が一番知りたいのは、あなたがどんな営業を行っていたのか、という点だ。扱っていた商品や顧客対象、販売方法などをできるだけ詳しく書き、希望職種への適性を訴えよう。

主任や店長などのマネジメントの経験があれば、業務範囲や部下の数などを必ず記載しよう。マネジメント経験は、どんな職種にも応用が利くことから、企業の評価は高い。

 

アピールポイント

  • ①営業していた商品、使途など(例、戸建て住宅、マンション 価格00円)
  • ②営業実績·販売実績(例,年間成約00件、月間販売数00件)
  • ③顧客対象(例. 40-50代主婦、官公庁)
  • ④営業方法(例·企画営業、戸別訪問)
  • ⑤担当地域·顧客数(例·東京23区、顧客数。10人)
  • ⑥マネジメント経験(例·多摩支社営業部主任<0年0月->、立川市内の営業を統括)

 

[事務系職]

ここでいう「事務系職」には、総務部、業務部、宣伝部、経理部、人事部などが含まれる。「スタッフ職」といわれることもある分野である。主な役割は、経営管理活動の専門的な立場からのサポートだ。

事務系職は、生産ラインの主流からは離れているため、「実績」を目に見える形で評価するのがむずかしい職種でもある。

事務系職に当たる各部署が担当する職務内容の幅は、いずれもかなり広い。経験を積んでいけば、より高度な内容の仕事を任されるようになるのは、ほかの職種と同じことだ。

事務系職の場合,職務経歴書にはこれまで携わってきた職務内容をできるだけ詳しく記載していけばいい。これらの職種を募集する場合、ほとんどの企業が「経験者採用」の形を取っている。採用の可否はキャリアによって決まる。

 

アピールポイント

  • ①経験した業務(例,慶弔時の手配,進行、プレス関連への発表)
  • ②取得した資格(例,社会保険労務士、システムアドミニストレータ)
  • ③かかわった催事(例,創業0年記念式典、会社説明会)

 

[技術職]

技術職は、職務経歴書を書く際もポイントが絞りやすい。担当する業務が限定されており、専門分野が明確だからである。しかし、専門性の高い職種なので、一般的に文章での説明だけでは職務内容を理解してもらいにくい。

そういった意味で、編年体式よりもキャリア式でまとめるほうがよい。その際には材料をジャンル別に整理して理解を助ける、表組やグラフを多用して視覚に訴えるなどの工夫が必要である。特に職歴が長い人は冗長な印象を持たれないよう注意したい。

技術職の場合、書式に気をつけることだ。パソコンの習熟度や図面作成の能力などは、職務経歴書の書式にそのまま反映するからである。

 

アピールポイント

  • ①業務内容(チームで取り組んでいる業務内容を詳しく書く)
  • ②担当業務(例,新車00のエンジン設計を担当)
  • ③使用機種(開発に使っている機器を具体的に書く)
  • ④業務歴(これまでの異動、配属先を書く)
  • ⑤所有資格(例·第一種情報処理技術者)
  • ⑥特許·実用新案(チーム、または個人で申請したものがあれば書く)
  • ⑦その他(セミナーの受講歴、定期購読している雑誌、マネジメント経験など)

 

[専門職]

技術職と同じく専門性がはっきりしているのが、コピーライター、デザイナー、編集者などの専門職である。

しかし、専門職には技術職と異なる点もある。それは職務内容を列記するだけでは能力の判断ができないということ。

専門職の技能を明示するには、担当した広告や記事などの「作品」を添える必要がある。ただし、そうした作品には作り手の「色」が出てしまうので、場合によっては応募先の企業のニーズに合わないこともある。自分の「作品」の傾向と企業のカラーをマッチさせなくてはならないという点が、専門職の転職のむずかしさである。

 

アピールポイント

  • ①センス(デザイナー、アートディレクターであれば経歴書のレイアウトにも留意
  • ②ディレクション経験(クライアントとの交渉力、スタッフとの協調性をアピール)
  • ③受賞歴(コンテストでの受賞歴)
  • ④コンピュータ経験(DTPやグラフィックの使用ソフト、経験年数など)

 

[管理職]

「管理職」というだけあって、企業が求めているのは管理能力である、と考えてしまうのはやや早計だ。課長レベルでは、マネジメントの能力よりも「専門的知識·実績」「企画力·創造力」「実績(営業成績など)」が重視されるポイントだ。

また、規模の大きい企業で育った人材や、有力企業のノウハウをほしぃ中小企業もあり得る。

管理職にはそうした実務能力をまず押さえた上で、新しい仕事を開拓していく能力やリーダーシップが要求されることになる。職務経歴書には、管理職の経験はもちろんだがそれ以前の実務経験や新規事業への取組みの実績などを盛り込むこと。

 

アピールポイント

  • ①専門分野(一般社員時代の職種·実績など得意な業務をアピール)
  • ②新規事業(自分が提案した企画、リーダーとして成果を挙げた事実など)
  • ③マネジメント経験(例·本社販売部一課長<部下0人,-販売実績し
  • ④社外勉強会(例,異業種交流会00に参加、幹事を務める)

 

[希望職種が未経験の場合]

職務経歴書は、なにも経験豊富な人たちだけのものではない。希望職種の経験がない人であっても、応募先の企業からの指定がなくても、自分をより強くアピールする手段として、ぜひ提出することをおすすめしたい。

これまでの職歴が、応募する職種に直接関係がないとしても、それらの業務で自分が何を学んできたか、それを今後どう生かしていきたいのかを書けばよい。ここでは職務経歴書の書式に決まりがないことを逆に利用するのだ。

ただし、あくまでも常識的なルールはふまえよう。自分を売り込む熱意と、ストーカー的なしつこさとは紙一重である。この点は、十分に自覚してほしい。

アピールポイント

  • ①前職の経歴(希望職種と関連のある部分をアピール)
  • ②研修の内容(前社での研修で学んだことをアピール)
  • ③人にない経験(学生時代のサークル活動、ボランティア経験など)
  • ④セミナーなどの受講歴(外国語学校、パソコン講座など、実務的なものをアピール)

 

 

必ず成功する 履歴書・職務経歴書の書き方・見せ方 日本実業出版社

 

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転職サイト、転職エージェントの使い方

「再就職・仕事の見つけ方ガイド」小島郁夫 / パル出版から

 

転職エージェントから紹介が来ても再就職できない

相手待ちではなく、会社を探してアタックする努力をせよ

人材紹介会社=転職エージェントに登録すると、いくつかの会社を紹介してくれます。しかし、30社, 40社と履歴書·職務経歴書を送ったり、面接までこぎつけてもなかなか自分に合った会社と出会えません。これは、なぜでしょうか。

実は、これは、あなたの再就職活動の方法のミスマッチなのです。普通、再就職をするときには、人材紹介会社に登録をしたり、新聞の求人蘭や転職情報誌を見たりしはす。しかし、この方法では、なかなか自分の希望に合う会社や仕事を見つけることができません。

なぜなら、この段階では、自分の希望を発信していないので、会社側にあなたの存在が意識されないからです。

つまり、転職活動では、自分のキャリアや要望を、相手にも伝える努力が必要なのです。再就職支援会社なら、そうした意味で、あなたの希望を仲介してくれます。しかし、転職エージェントはたんに書類を紹介(照会)するだけのケースが多いといえます。

自分で人脈を開拓したり、自分の希望に合った会社を見つけ出してきて、果敢にアタックしていく行動力が重要なのです。

転職活動は、人材紹介会社からの連絡を待っているだけではダメです。あなたにマッチした会社はなかなか紹介されません。

ハローワークしかりです。

相手待ちではなく、自分から探す努力することが肝要です。

 

人材業界に頼るのではなく最後は自分で決める

中高年対象の人材銀行でも仕事が決まるのは3%

では、中高年の人はこれら人材業界をどう利用すればいいのでしょうか。一般的なケースとして、再就職支援会社を利用している場合は, 90%以上の確率で再就職は決まります。

ヘッドハンターに誘われるような人は、十分幸せです。

人材紹介会社を利用し、自分でも再就職先を探している場合は、転職サイト、転職エージェント、ハローワーク、人材銀行、新聞の求人蘭、独自のネットワーク等々を駆使していくことになります。

この場合、転職サイト、転職エージェントに登録をしても、なかなか自分に合った仕事や会社は見つかりません。

これはハローワークはもちろん、管理職と技術職対象と職種を絞った人材銀行もそうです。

人材銀行で一番求人が多いのは経理·税務の管理職ですが、それでも決まる割合は5%程度で、人材銀行全体では3%程度です。

では、転職サイトや転職エージェントや人材銀行などをどう利用すればいいのでしょうか(おすすめの転職サイトや転職エージェントはコチラを参考に)。

基本的には、自分意志を通して、本当にやりたい仕事を見つけることが大切です。しかし、現実にはなかなかそうはいきません。

そこで、こうした転職サイト・転職エージェント各社·各機関の自己分析や職務経歴書の書き方、自己PR法、会社の探し方などのノウハウを吸収して、自分で再就職の戦略を構築していくことです。

自分にはどんな能力があって、それを受け入れてくれるのはどの会社のどんな仕事なのか。人材銀行や転職エージェントで相談にのってもらったり、セミナーに参加したりして,自分で考えてみてください。

人材業界とは、その橋渡しをする業界で、会社を決めるのはあなたです。

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履歴書の書き方 – その2

「勝つ‼転職・再就職/再出発の手引き」就職問題ネットワーク / 法研

 

⑧「免許·資格」で役立つスキルをアピール

応募した仕事に役立つ資格を持っていたら、とても有利です。詳しく書いてアピールしましょう。ただし、役立つ資格でも、「珠算6級」など低いレベルの資格は書かないほうが無難です。現在、勉強中であっても、資格にチャレンジする前向きな姿勢は評価されるので、書いておきましょう。

 

⑨「退職理由」は前向きな理由に限る

転職者の採用で、採用側が最も注視するのがこの欄です。ここに書いた内容は、面接のとき必ず聞かれます。転職の理由で最も多いものは「人間関係」。上司とのぎくしゃく、同僚とのいざこざ、部下とのあつれきなどでしょう。そして、「待遇への不満」。ですから、「上司と合わなかったから」「給料が安かったから」が本音であっても不思議ではありません。しかし、そのまま書いたのでは書類選考は通らないのも事実です。ここはあくまでも、転職を前向きに捉え、やりがいのある仕事にこだわったブラス志向の理由を書くようにしましょう。

 

⑩「志望動機」は企業をよく研究して具体的な動機をあげる

「退職理由」とともに採用側が重視するのが、その会社を選んだ「志望動機」です。本音は「給料が良いから」「休みが多いから」であっても、待遇面での動機は書かないのがふつうです。あくまで業務に関した動機がメインです。「入社したらどんな仕事をしたいか」を中心に、「自分のスキルを生かしたい伸ばしたい」といった希望を強調するといいでしょう。

よく記述の例として「貴社の社風」「貴社の将来性」などの文例を見かけますが、あいまいで説得力に欠けます。もう少し企業研究をしたうえで、相手が「なるほど」と思う具体的な内容に触れていないと、アピールできないでしょう。

 

⑪「趣味·特技」で積極的な人生をアピール

直接仕事に関係する特技でなくても、人生を前向きに捉えている姿勢をアピールできる特技や趣味なら積極的に書きましょう。スポーツや釣りなど「健康分野」、旅行や読書、絵画などの「文化分野」が一定の評価を受ける趣味です。趣味ではないですが、少年野球の監督や、福祉施設のサポートなどのボランティアも高い評価を受けます。反対に、趣味に違いなくても、ギャンブルやお酒、テレビなどは評価されることはないので書かないのがふつうです。

 

⑫「健康状態」は特に問題なければ「良好」と書く

特に健康上の問題がなければ「良好」と書きます。入院歴があっても全快していれば、「良好」。病気といっても業務に支障がない生活習慣病などなら「良好」。ただし、通院のため業務に影響がある場合は隠さずそのことを書きます。

 

⑬「本人希望」はどうしても通したい希望を書く

どうしても通したいという希望があれば、「本人希望」の欄に書き入れます。勤務地が都内でないと入社できないといったケースです。職種、給料、勤務地·休暇などの希望を書きますが、夢のような希望は無理です。「年収400万円だったので同程度」といった根拠のある「希望」を示します。

 

⑭「通信欄」は人事担当者への連絡スペース

履歴書の最後にある「通信欄」は人事担当者への連絡スペースと考えていいでしょう。現在、在職中であれば、昼間の連絡方法などを伝えます。会社訪問の希望などを書いてもいいでしょう。ほかに欄がなければ、いつごろ入社できるかといった伝達も、この欄でします。

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履歴書の書き方 – その1

「勝つ‼転職・再就職/再出発の手引き」就職問題ネットワーク / 法研

 

①「日付」は提出日を入れる

履歴書の「日付」は記入した日ではなく、提出する日を記入します。何社かに提出するときは、日付を入れずに取っておき、郵送する前に入れるといいでしょう。ただし、このやり方で気をつけたいのは、そのまま投函してしまうミス。日付の記入洩れは、つまらないミスなので、日付のところにフセンを貼っておくなど、注意しましょう。書き方は「平成○年」の年号表記が一般的です

 

②「氏名」は力強くていねいに書く

氏名欄は1字1cm四方の文字が書けるように大きなスペースになっているのがふつうです。名前の文字の印象は強いので、入社の意欲が感じられるように力強くていねいに書きましょう。

仕事上では「沢田」で通している人でも、戸籍上が「澤田」なら、「澤田」と書くのが原則です。「ふりがな」の欄があるはずなので、《ひらがな》でふります。「フリガナ」とあれば《カタカナ》で書くのが通例。「堀井ひでみ」のふりがなは、「ほりい ひでみ」で《ひらがな》の名前にもふりがなをふるのが決まりです。

氏名の欄はスペースが広いため、かえってバランスがとりにくいので、よく練習し、左右の空きのバランス、文字と文字との間隔などに気をつけて書きましょう。

 

③「捺印」は曲がらないように注意して押す

印鑑は認め印(三文判)を使います。欠けがないか、汚れがついていないか注意して押しましょう。スタンプ式の印鑑は不適切です。インクをよくなじませて、つけすぎたインクはよく拭いてから、まっすぐに押します。二重押し、斜め押し、かすれ文字などに気をつけましょう。履歴書を書き上げてから捺印に失敗するとすべて台無しになるので、最初に押しておくのがムダを省くコツです。

 

④「写真」で健康·清潔·誠実さをアピール

写真は、応募者の印象を決定づける重要な要素です。カラーでもモノクロでもかまいませんが、できれば写真館で撮ったものを使いましょう。正面向きの上半身写真。健康で明るい表情のものが理想です。

あまり古い写真で実物と印象が違うのは不適切です。3カ月以内の写真がいいでしょう。汚す可能性があるので、印鑑とは反対に、書き上げて最後に貼るのがコツです。

 

⑤「住所」「連絡先」はアパート名まで略さず書く

「郵便番号」「住所」「電話番号」「ふりがな」を洩れのないように書きます。住所は略して書かないようにします。都道府県名から書き出し、集合住宅であれば名称と部屋番号も記します。「連絡先」は「住所1と同じなら書く必要はありません。よく見られる「同上」や「”」は書く必要はありません。

 

⑥「学歴」は、義務教育までは卒業年次まで書く

学校や学部などは正式な名称を記入します。略すのはふさわしくありません。ただし、中学までは入学年次は省き、小学校·中学校いずれも卒業年次だけでかまいません。専門学校はこの欄に入れますが、退社後に通った英会話スクールなどは「資格」欄でアピールします。

 

⑦「職歴」では、どんな仕事をしてきたかわかるように書く

正社員としての経歴は、すべて書き出すのが決まりです。転職回数が多くて欄におさまらない場合は、別紙を添付します。逆に、経歴が少ない人は長期のアルバイトであれば、職歴に加えてアピールすることもできます。書き方のポイントは、これまで経験してきた「会社名」「部署名」「役職名」は略さずどんな仕事をしたかわかるように、短い文章で要領よくまとめることです。

 

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